ちょい(笑)ブログ

まさに名前負け。

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初恋‐エピローグ(あれから幾年)


いや、思い出すと、ほんとに思い出のない恋愛だった。
でもみんなのお陰で書ききれたんだから、ありがとうですよ。勘違いしないでよ、ちょっと感謝してみたかっただけなんだからっ///




さて、F子と別れた僕の前を、いくつかの季節が、いくつかの恋が、通り過ぎる。
F子との恋愛は、高校生の時だった。そして「郵送するわ」から、数年を経た、成人を迎えた二十歳のある日、思わぬ所で、F子の名前を耳にすることになる。
僕の友人に、T君というのが居る。そのT君から、電話がかかってきたのだ。




「もしもし、俺やけど。あのさ、俺さ…F子と付き合ってもいいかな?」




タモリか!
「いいかな?」じゃねーよ、全然よくねーよ、「いいとも~」なんて返事を期待したんか!テレフォンショッキングみたいなノリで、ショッキングな質問してんじゃないよ。そんな事になったら、友情がギクシャクするだろ、次からどういう顔してお前と遊べばいいんだよ…
まったく、F子はどこまでパルプンテなんだ、サングラス叩き割るぞこのやろー!




とまぁ、馬鹿なF子に負けず劣らず馬鹿な友人から、まさかの恋愛相談を受けた僕だけど、けっこうどーでもよかったので、僕は「付き合ってもいいかなって、もう付き合ってるんやろ。好きにしたらいいやん、もう俺から連絡することはないから。」って優しく相談にのってあげましたとさ、めでたし、目出たし。




実際のところ、どうなの?友達の元彼女とか、元彼氏とかって、恋愛に発展するの?僕の中では、無いんだけど、そゆ恋愛進化論は。でも、どういう過程を経てかは知らないけど、T君はF子としっかりお付き合いしてるわけです、僕とどつき合いもしませんか。
それからは、ほんとに連絡取らなかったですね。




さらに、数ヶ月後。
急にT君から、電話がかかってきました(電話はいつでも急であるが)。




「一ヶ月ほど前に、F子と別れた。」とのこと。
もう僕は「ピーン!」ときたね、このときは確か、ドラクエ8が発売されて少し経った頃だったもん。T君は、ドラクエはしないタイプだもん、グランツーリスモばっかりだもん。そりゃ、ダメだろう、ドラクエは買っておかないと。そこで僕はこの推理を確信に変えるべく、一つの質問をしたのです。「ところで、ドラクエ8は買った?」と。僕の予想通り、彼の返事は「買ってない」でした、ぶははー!お前もドラクエに負けたんかー!




もう僕のテンションは激上がりですよ、まさかドラクエが原因で振られるヤツが、僕の他にも居るとは思わなかったもん、股にシャンプが刺さるよりも奇跡だってば!僕はウキウキウォッチングな気分で「何で、別れたん?」って聞きました、返ってくる答えは分かっているぜ。




「なんか、F子と付き合ってんのが疲れたから、別れた。」




お前が振ったんかい!
なに、じゃあ、お前はドラクエ持ってないのに振られなかったの?すごくね?それとも、逆に僕がショボすぎるの?そんな僕の心配を他所に、T君は「そう言えば…」と面白そうに切り出しました。




「そう言えば、俺とお前はもう兄弟やな(笑)」




(笑)じゃねぇ!(怒)
笑えるか!お前も脳みそがパルプンテか!さすがに、この発言にはドン引きしましたよ。気持ち悪いことを言うんじゃない、もうお前と楽しく遊べる気がしないだろ。かくて友情は終わりを迎えようとしている。
この話の流れを変えたかった僕は、何か言おうと思ったけど、何も思いつかなかったから、とりあえず「で、F子は今はどうしてんの?」と聞いた。高校生だった僕らは、今は社会に出ている。F子がどんな進路を歩んだのか、少し気になった。もしかしたら、エニックスに就職しているかもしれない。すると、返ってきた返事は驚くべき内容だった。




「F子は今…ウヨクと不倫してる。」


 


 


フリーザも困る




F子は、ウヨクと不倫した!
どうする?


  たたかう
  ぼうぎょ
  アイテム
  にげる
→きかなかったことにする




おわり。




*****編集後記*****



先日、嫁が「プレステは返ってきてない」って記事を読んで、「私、プレステ持ってるよ。」と言ってくれた、なんて優しいヤツなんだ。そのプレステは、嫁が昔の彼から借りたまま、返してないものらしい。世の中、うまくできてるな、と思いました。

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  1. 2007/08/02(木) 20:29:59|
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初恋‐第七話


初恋‐第一話はコチラ。



*************




F子と別れるにあたって、僕は何か思い出の一つでも欲しかった。F子との思い出といえば、ムカデに襲われたことか、シャンプ股ぶら下げ事件くらいしか、インパクトのある記憶がなかった。何て寂しい恋愛だ。そこで僕は、「別れは受け入れる。だからペアリングを一緒に海へ捨てに行こう。」と言う提案をした。ドラクエ7よりも魅力のない、スライムのチンカスみたいな僕の願いごとが、聞き入れられるか心配だったけど、意外にもF子はすんなりOKしてくれた。




そのペアリングは決して高いものじゃあなかった。
F子がペアリングを着けたいって言うから、「ほな、お前、買ってこいよ。俺は金ない。」って言ったら、本当に買ってきやがったという、思い出のペアリングだった。そのペアリングを、2人で海へ捨てに行くってのは、何だかロマンッチクで、そんな自分に酔いしれた。ああ、俺は今、なんてロマンッチクなんだろう、ロマンティックが止まらない。ちょっとCCB呼んでこい。




僕は、家に帰って、指輪を探した。
探す、という事は、無いという事だ。さすがに焦った。自分で「指輪を捨てに行こう」とか言っといて、無くしてたら洒落にならない。一生懸命に探した。なくしたなんてバレたら、「何でなくすの!?」とか言われる。何で無くなったか、分からないから「無くなった」って言うんだよ。




指輪は、あった。
確か、机の引き出しの奥で見つけたと思う。そして、とある日曜に僕とF子は海へ行った、現地集合だった。秋だったから、少し風が冷たかった。そして、無言のまま、2人で指輪を海へ投げた。きっと、僕の笑顔も、あの安物のちゃっちぃ指輪のように、くすんでいたんだと思う。その海岸で、現地解散した。海岸滞在時間、5分。CCBの人、ありがとうございました。ロマンス?なにそれ、おいしいの?




F子と別れて、数日が過ぎた。
初めての恋人だったという事もあって、別れた直後はさすがにショックで焼肉を食べれなかったけど、それももう治った。焼肉が食べたかった。そんな時、僕は、F子に伝え損ねた言葉を、思い出す。いや、きっと、ずっと胸の中で眠っていた言葉を、伝えるタイミングを見計らっていたのだろう。いつまでも、僕の胸には留めておくことは、できない言葉。それを伝えるために、F子に電話をかけた。




出ない。
何回コールを鳴らしても、出ない。だけど、僕はどうしても胸にある言葉を、F子に伝えなければいけないと思った。だから、何度も電話をかけた。電話が繋がった瞬間に、僕の耳に飛び込んできたのは、知らない男の声だった。「お前、何やねん!しつこい!」と。ああ、これが噂のドラクエ7を持ってる男か、なかなか元気なやつだ。しかし、僕はドラクエ7男に用事があるんじゃあ、ない。




「F子に、変わってくれ。」
そう、僕は告げた。ドラクエ7男は「ハァ?」とか甲高い声を出している、鼻がつまってるんじゃないだろうか。「お前に用はない。F子に変わってくれ。」と僕は繰り返した。ドラクエ7男は「お前、振られたんやろ!かけてくんな!」と、さらに甲高い声を出した。B’zの稲葉さんかと思った、もう少し頑張ったら、原曲キーでX-JAPANを歌えるんじゃないかってくらいに、甲高い声だった。




「用事があるから、かけたねん。F子に変わってくれんかな?」
できるだけ、穏便に。イライラしたけど、一生懸命に日本語の意味を分かってもらおうとした。すると、イキナリ電話が切れた。電話と同時に、僕も切れた。もう、我慢ならん。僕は再びリダイアルの嵐を見舞ってやった。僕斗百列リダイアルだ、たわば。




このとき僕は、何が何でも僕の最後の言葉をF子に伝えよう、と躍起になっていた。その気持ちが勝ったのか、電話は繋がった。やった、勝った!(何に?)。
しかし電話に出たのは、またドラクエ7男で、ヤツは「お前、いい加減にせぇや!」と7オクターブくらい高い声でイキナリ叫んでシャウトした、ハウリングしてるみたいに聞こえた。遠くで聞いたら「wanna be a dream maker!」って聞こえそうなくらい、高い声だった。僕は、ドラクエ7男に言ってやった。




「せやから、用事があるて言うてるやろ!それとも、なにか?お前が、俺のプレステ返してくれるんか!」




マジで、プレステだけは返してほしかった。
ほんと、明日から何をして遊べばいいか分からないから、F子に貸していたプレステだけは返して欲しかったのだ。するとドラクエ7野郎は「え、ああ、えっと、変わるわ。」とか言い出した。最初から、そうやって素直になればよかったのに。いよいよ、僕はF子にプレステを返すように伝えられるのだ。少し間があって、電話の相手は、F子に変わった。




「郵送するわ。」




その一言で、電話は切れた。
こうして、僕の初めての恋愛は、幕を下ろした。
初めての恋人の最後の言葉は「郵送するわ。」だった。





あれから、8年。まだプレステは返ってきていない。




おしまい。

  1. 2007/07/31(火) 19:20:32|
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初恋‐第六話


初恋‐第一話はコチラ。




**************




僕が「別れたくない」と言い切る前に、「無理。」とバッサリ切り捨てたF子。隼の剣を装備していたのだろう。そのまま、隼の剣で電話は切られた。ああ、これで終わりなのか、と虚しさを抱えて夢をぶら下げ2階建ての明日へテイクオフ 灰になっても、と言わんばかりに矢吹ジョー顔負けに真っ白な灰になりそうなほど、僕は眠れぬ夜を過ごした。この表現は、よく意味が分からない、思いつきで書いた、反省はしていない。




翌朝、早い時間に目が覚めた。
そう、気が付くとしっかり寝ていた。僕は、昨晩の電話だけじゃ、納得ができなかった。別れるにしても、納得のいく別れ方をしたかった。初めての恋、それゆえにケジメを、区切りを、持ちたかった。だから、登校前にF子に会いに行った。




僕の家から、F子の家まで、自転車で40分かかる。
F子が登校する時間を見計らって、僕は彼女の家の近くにつくようにシコシコと自転車を漕いだ。念のために言っておくと、「シコシコ」と「自転車を漕いだ」の2つをしたわけではないよ。
F子は、朝、自宅の近くのコンビニで立ち読みしてから登校する。それを知っていた僕は、そのコンビニへ向けてシコシコと漕いだのだ、自転車を。念のために言っておくと、「シコシコ」と「漕いだ」の2つをしt




そのコンビニに、F子はいた。
声をかけると、F子は驚いた顔をした。「話をしに、来た。」とだけ告げると、F子は僕の後についてコンビニをでてきた。近くの公園に場所を移す。ベンチに腰掛け「直前まで一緒に遊んでたのに、どういう事なん?」と僕は聞いた。もう、別れるのなら恐いものなど、ない。僕が納得いくまで話に付き合わせるつもりだった。
F子は、意外にもすんなりと理由を話してくれた。




F子の話は、こうだった。
昨夜、家に帰ったあと、友達(♀)に呼ばれてバイト先(ラーメン屋)に顔を出した。そこで、大学生のバイト君(♂)とその友達と一緒に、夜景を見に行こうって話になった。F子は、2つ返事でOKしてノリノリで行った。そんでもって、夜景を見ながら、少し肌寒かったから、抱き合って温め合ってオーマイリトルガールだった。なんか、いい雰囲気だった。行儀よくマジメなんてクソクラエと思った。尾崎はやっぱりイイと思った。ついでに、バイト君もイイと思った。




とか、何かそんな話だった気がする。
そんな話で納得なんてできない。だから、僕は怒った。
どんな言葉を浴びせてしまったのは覚えてないけれど、けっこうキツイことを言った気がする。だけど、F子は僕を睨みつけて言った。「前から、その人(バイト君)は、ちょっとイイナって思ってた。だって、その人は…







ドラクエ7、持ってるねん。」




F子は別れの理由を切り出した!
僕は混乱してしまった。
どうする?


  たたかう
  ぼうぎょ
  アイテム
  にげる
→ぜっく




絶句。
いやもう何を言ってるか分からないでしょ。確かに、僕はドラクエ7を持ってないよ。っていうか、ドラクエ7持ってるから好きなの?まじでか。じゃあなに、僕も買うよ、ドラクエ7を3つ買ってやんよ!って言いたかった。しかし、悲しいことに当時の僕にはドラクエ7を買う金がなかったのだ。所詮、世の中、金だ。




違う、そうじゃなくて。
何かが、おかしい。この言い分が通るなら、僕はドラクエ7より魅力がないことになる。もしかしたら、F子は2次元萌えを先取りしていたのかもしれない。それにしても、ゲームに劣る僕ってば、いったい何なのさ?F子は、自分が何を言ってるのか、理解できているのだろうか?脳みそがパルプンテなんじゃないだろうか。そうか、F子は脳パルだったのか。




まさかのカミングアウトに、僕は返す言葉が見つからない。
当然「へ?ドラクエ?」としか言えない、F子は「うん、ドラクエ7。面白いねん。」だって。この発言は、明らかに、そいつの家に行ってね?俺、聞いてなくね?「え、家行ったん?」って聞いたら「うん、ドラクエ7やりに行った。」って、何を楽しそうに教えてくれてんの!さらに、F子は続けた。「家が3階建てで、車が3台あった。」所詮、世の中、金だ。




さらには、やったのはドラクエ7だけじゃなかったってオチだからね。もうビックリ。何クエストしたかは想像に任せるけど、それはもう大冒険だったんじゃねーの?知らねーよ。この時、既に僕の中でF子は「脳パル女」になってたから、未練もなにも無かった。ただ、ドラクエ7に負けたってのが悔しかったから、僕の口から「やっぱり、別れよう」的なことを改めてお願いした。フラレた後に、フリかえしてやった。シェリー、見知らぬドラクエに劣ると言われたら、どうすりゃいいかい。シェリー、金がドラクエか分からない暮らしさ。




こうして、僕とF子の恋愛は終わりを告げた。
次回、感動の最終回。




続く




F子の印象推移
『アホ面女子』→『幽遊白書好きな女子』→『恋人』→『ムカデを呼ぶ女子』→『股シャンプーぶら下げ女』→『ピオリム』→『脳パル』




ちなみに、ドラクエ7はやってないし、それ以降のドラクエもやってない。

  1. 2007/07/28(土) 20:43:01|
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初恋‐第五話


初恋‐第一話はコチラ。



*************




F子との恋愛は、他愛の無いものだった。きっと、それは、どこにでもあるような恋愛で、大きく残る印象なんてものは、あまりなかった。遊ぶと言えば、ミスドでコーヒおかわりし放題か、ゲームセンタ、または僕の中学の同級生と一緒にコンビニに屯して無駄に時間を浪費するだけだった。思い出が、残るはずもない。




その、みんなで屯していたコンビニは、僕の町の5番街にあるファミリーマート。通称、5番街ファミマ、略して『5ファミ』と呼ばれていた。その5ファミで、僕の生涯の友となる男との出会いがあった。初対面のとき、彼は真っ白なジャージの上下を着ていた。はっきり言って、彼の第一印象は最悪だった、どう見てもヤンキー。しかも、名探偵コナンと、ハリー・ポッター(ダニエル・ラトグリフ)を足して2で割ったら1余ったような可愛らしい顔をしていた。しかし、仲良くなった。何がきっかけかは忘れてしまったけど、僕の親友との出会いはコンビニである。最近のコンビニは、本当に何でも手に入るんだなぁ。




話は逸れるが、その、コナン・ポッター+1君の同級生に、T君というやつがいた。あだ名は、キンタマ。このキンタマは、なかなか見込みのあるスケベで、カバみたいな顔をしていた、腹が減ったらアンパンを食うようなやつだ。このキンタマ君、当時高校3年であるが、中学生をナンパしようとして言った言葉が、片手をあげながら裏声で「ヘイ!彼女ー!」である、昭和へ帰れ。




僕とF子の恋愛は、特に大きな思い出もないまま、1年を越えた。
そして、事態は急変する。




ある日、僕とF子はデートで街にでかけていた。
その夕方、コナンポッター君から電話がかかってきて、一緒に夕飯を食べることになった。3人で夕飯を食べて、コナンポッターの車でF子を家まで送って、僕も家まで送ってもらった。
夜も更けていき、時刻は午前一時になろうとしている。そろそろ寝ようかな、なんて思ってF子に「寝る」とメールをした30分後である。F子から電話がかかってきた。きっとF子は寝る前に声がききたかったのだろう、女の子らしいじゃないか、と思い電話にでた。「もしもし?」、F子は言った。




「ごめん、別れたい。」




なにを言ってるのか、分からなかった。
また、股にシャンプが挿さったのかと思った。さっきまで楽しく遊んでいたはずなのに、どうして急に「別れたい」なのか、シャンプが抜けないのか?石鹸で滑るようにしたら抜けるよ、と優しく教えてあげようかと思った。嘘だ、そんな事を考える余裕なんて、ない。ただ、F子の「別れたい」という言葉だけが頭の中で虚しくリフレインした。




沈黙。
F子は、黙っている。何か言わなければ、と思った。だけど、僕はマホトーンをかけられたクリフトのように、じっと押し黙っていることしか、できなかった。その沈黙は、きっと数秒だったのだろうけど、永遠にも思える長い沈黙だった。F子が「なんで、黙ってるん?」と聞く。「え。何で別れたいん?」と聞くことが精一杯だった。理由がなんにせよ、この恋愛は終わりを迎えようとしているのに、きっと、理由なんかより、大事な事を聞かなければいけないはずなのに、僕には何も考えられなかった。




「好きな人が、できた。」




さっきまで、一緒に遊んでのに?早いな、おい。
F子の感情には、ピオリムでもかかっているのだろうか。それくらい、心変わりが早いと思った。まるで、ベッドでの僕のように早かttんぉっほん!
僕に言えた、唯一つのことは「別れたく、ない。」だけだった。その気持ちをF子に伝えた。




「いや、俺は別れたくな「無理。」




最後まで、言う前に遮られた。
あの時のF子は絶対にピオリムかかってたな、と思う。




続く




F子の印象推移
『アホ面女子』→『幽遊白書好きな女子』→『恋人』→『ムカデを呼ぶ女子』→『股シャンプーぶら下げ女』→『ピオリム』

  1. 2007/07/26(木) 18:38:47|
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初恋‐第四話


初恋‐第一話はコチラ




*****************




ムカデに襲われたところを、知恵と勇気で乗り切ったあの日から、数日後。
僕とF子は、初体験を済ませた。お互いに、初めてだった。それは、期待していたほどの感動もなく、事を終えた僕は「こんなもんか」と思ったものである。
さて、事件は、この初体験の直後に起こった。




初体験=はじめてのえっちぃ、を済ませた僕らは、タバコを吸っていた。
が、どこかF子に元気がない。僕がヘタクソだったのだろうか?しかし相手も初めてのはずだ、そんなことは問題じゃないだろう、と思案していると、F子の口から信じられない一言が放たれた。




「アタシ…初めてじゃないかもしれない。」




初めてじゃない…『かもしれない』?
どういう意味だろう、記憶がないのか?それほどショックな事が過去にあったのだろうか。まさか、強姦…いや、そんなことはないだろう、と自分に言い聞かせる。僕は居ても立ってもいられなくなって、聞いた。「どういうこと?」できるだけ、優しい口調で、胸の中にたった波を押さえ込むように、静かな口調で。F子は、こたえた。




「小学校のとき…」




小学校!?
まさか、ロリコンの従兄弟が居たとか?それで、ソイツに何も分からないまま…
ロマンティックは止まった、が、しかし胸騒ぎが止まらない。早く、真相が知りたい。でも、焦らせてもダメだろう、きっと、F子は今、過去と戦っているのだから。




「小学校のとき、お風呂で…」




お風呂!?
まさか、彼女の父親は、実は義理の父親で、その変態親父にお風呂で変な事をされていたんじゃないだろうな…いやいや、そんなのはエロマンガの中だけでいい。実際に起こるなんて考えられない。だけど、ただ事ではなさそうだ、僕はなんて言葉をかけてあげればいいのだろう…
F子の口から、最後の言葉がこぼれてくる。




「お風呂で滑って尻餅をついたとき、ポンプ式シャンプの先が、挿さった…」




え!?


 


 


 


 


フリーザも困る




何を言ってるんだ、この子は?大丈夫か?
って言うか、何て言葉をかければいいんだ?これまでの人生で、シャンプの先を挿したやつなんて出会ったことがない。経験のない事には、人は対処できないのだ。
僕は、考えこんでしまった。「大丈夫、俺も排水口にキンタマ吸われた事があるから。」とでも言えばいいんだろうか。何を言っても勝てないと思った僕の口から、やっと出てきた言葉は「えっと、シャンプ?」だ、まさかのリピート。F子は、さらに言った。




「もしかしたら、リンスやったかもしれない。」




どっちでもいい。
それは大した問題じゃない。リンスでもシャンプでも、ちゃんリンシャンでもいいけど、普通そんな事にはならんだろ、ものすごい無駄な奇跡じゃないか。しかし、F子の顔は真剣である。僕は笑うわけにはいかない。真剣に話は聞くつもりだ。が、次のF子の一言で、トドメをさせられた。




「それで、血が出たから心配で立ち上がったら、股の間にシャンプがぶら下がってた…」




なにその、ミラクルな状況。
これで笑わずにいられるワケがない、意外すぎてどうにもできない。F子には申し訳ないが、全然心配でもショックでもなかった。むしろ神様に感謝した、一生のうちで一回、出会えるかどうかの奇跡だ。それが、今、目の前で経験者が語っている。僕は何も言わずに頷いた。こうして、初体験の感激は、F子の話のインパクトに泡に飲まれるように消されてしまった、シャンプだけに。そして、この時、F子は僕の中で『股シャンプーぶら下げ女』というレッテルを貼られた。




続く




F子の印象推移
『アホ面女子』→『幽遊白書好きな女子』→『恋人』→『ムカデを呼ぶ女子』→『股シャンプーぶら下げ女』

  1. 2007/07/23(月) 21:07:01|
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