ちょい(笑)ブログ

まさに名前負け。

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無意味マヨネーズ

 

いまいち趣旨のつかめない話を書いてみた。



******



僕の名前は根津真誉(ネヅマサタカ)。趣味はハイキング、山が好きなんだ。
同じ趣味を持つ恋人が居る、彼女の名は「麻葉(マヨ)」。
大学で知り合った。よく2人でハイキングをした。




先輩カップルにハイキングが趣味と言う人が居て、
僕らはすぐに意気投合した、一緒にハイキングに行くことも増えた。
そんなある日、僕らはいつものように4人で
ハイキングに行った。今日、上る山は初めての山で
僕らはハイキングコースから外れてしまい、古い山道を歩いた。



「おい、大丈夫かな?」
と先輩が心配そうに言う。
「大丈夫っすよ、俺、マヨネーズ持ってきましたから。」
と、僕はその日6本目のマヨネーズを飲みながら言った。
「はぁ?なんでだよ?何が大丈夫なんだ?」
「ほら、迷わねーず。なんて。」
「駄洒落かよ!ふざけんなよ。」



そう言いながらも、どこか空気が和んだみたいで安心した。
天気が良かったし山道も比較的マシな道だったので気持ちよく歩けた。
僕がその日7本目のマヨネーズを飲み終えた頃、
切り立った崖のような谷に当たった。
ボロい釣り橋がかかっている。下は流れの速い川。



「これ、大丈夫なのかな?」
良子さん(先輩の彼女)が不安げにこぼした。
「よし、ちょっと安全を確認するか、マサタカ。」
と先輩は8本目のマヨネーズを飲む僕に言った。
吊り橋の安全を調べるために僕と先輩が
橋の中程まで行った時、先輩の足元の板が
バキッと音を立てて割れた。



「うおっ!」
その勢いで先輩の体は足場の板を貫いて下に落ちる。
ガッ!
踏み抜いた板に手をかけて落下は免れたが
先輩の体は宙ぶらりんの状態だし、割れた板が
手に刺さっているようだ。先輩の手もとから血がちじむ。



早く引き上げないと!
僕は飲んでいたマヨネーズがこぼれないように
蓋をしようとした、麻葉と良子さんが慌てて橋を渡ってくる。
「危ないからゆっくり!急ぐと橋が揺れて蓋ができない!」
僕は叫んだ。そして、落ち着いてマヨネーズの蓋を閉めた。



「助けてくれ!」
先輩が叫ぶ。僕は蓋をしたマヨネーズをバッグに入れ、
中身が落ちないようにファスナを閉めて、
「先輩!」と叫びながら手を伸ばした。
僕の手が先輩の手を掴もうとした瞬間・・・
バッグのポケットから新品のマヨネーズが落ちると同時に
ズルッと先輩の手が滑った。



「うわぁぁぁぁああああぁぁぁ・・・・・!!」
「せ、せんぱぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁい!」
「きゃぁぁぁぁぁああぁぁああぁあ!!!」
マヨネーズと先輩は遥か下の激流に飲まれ、見つからなかった。
2日後、先輩の葬儀が執り行われた。



僕は悔やんだ。
あと数センチ、僕の手が長ければ先輩は助かった。
その数センチ足りない僕の手がマヨネーズの容器を
搾り、僕はマヨネーズを飲んだ。
そして僕は、そのショックから立ち直れないでいた。
何日も泣いた。泣きながら3本連続でマヨネーズを飲んだ。
泣きながら飲むマヨネーズは、しょっぱかった。



2週間後、麻葉が訪ねてきた。
マヨネーズを飲みながら電話やメールはしていたが
誰にも会う気になれなかった。
「元気だしなよ。、良子さんもマサタカのせいじゃない
って言ってるよ。」
そういって、麻葉は僕の右肩に触れる。
僕は左手に持っていたマヨネーズを右手に持ち替え、
左手で麻葉の手に触れる。



暖かい手。
この暖かさは僕を責めない。
涙がこぼれ、口の中でマヨネーズと混ざった。
麻葉は心配してくれている、早く元気を出さないと。そう思った。
「明日、先輩に謝りに行こう。」
そう告げて麻葉を見る、愛しい笑顔。



その夜、僕は麻葉を抱いた。
左手にマヨネーズを持ちながら、右手で彼女の肩を抱く。
右手でマヨネーズを飲みながら、左手で愛撫する。
マヨネーズを飲んだ口で、キスをして、
キスをした口で、マヨネーズを飲む。
空になった容器が、深夜の床に転がった。



翌朝、僕は麻葉と一緒に山へ行った。
先輩の墓ではなく、先輩を最後に見た場所へ。
「先輩、ビール好きだったよね。」
そういって、麻葉は谷にビールを撒いた。
僕は、マヨネーズを撒いて飲んだ。



ふと強い風が一陣、吹いた。
麻葉はバランスを崩して、足を滑らせた。
そして、谷に吸い込まれるように・・・!!
「麻葉!!!!!」
僕は手を伸ばし、麻葉の手を掴む。



あの時、先輩を助けられなかった。
もう、僕の手から大事な人もマヨネーズもこぼれさせない!
「離さないから!」
右手に力が入る。
いつもより強い勢いで口の中にマヨネーズが広がる。
左手に繋がった、麻葉の手。目を見る、涙。「マサタカ・・・」
声にならない声。



「大丈夫!絶対に離さない!」
渾身の力でマヨネーズを吸う。精一杯、麻葉を引き上げようとする。
その時、強く優しい風が吹いた、下から吹き上げるような風。



麻葉の体を持ち上げるように吹いた風。
麻葉を引き上げると、先輩の声が聞こえた気がした。
~もう、大丈夫だな。歩けるな。~
「・・・先輩?」
僕を許してくれるのですか?
あの時のまま止まっていた僕の時間を、先輩は押してくれるんですか?
~同じ場所、同じ状況で今度は取りこぼさなかったじゃないか~



「ありがとう。」
麻葉の声で現実に引き戻される。
「よかった・・・麻葉。」
涙がこぼれそうだ、汚れた手でマヨネーズを飲む。
「麻葉、先輩が僕の背中を押してくれた。いつまでも
俯いてるんじゃねぇ、って怒られた気がするよ。」
そう言って、次のマヨネーズを開ける。
「マサタカ、昨日までと目が違うよ。」
麻葉は、嬉しそうに笑った。



きっと、もう大丈夫だろう。
動けないでいた僕の背を先輩と麻葉が押してくれた。
一人じゃない、悲しみも君となら乗り越えて行ける。
右手で麻葉の左手を握る。左手で優しくマヨネーズを搾る。
あの日、この場所で止まった僕の時間。
もう目を逸らさない、君がいる、マヨネーズを飲む。
「先輩、ありがとうございました。安らかに・・・」




そう言って、僕は麻葉と歩きながらマヨネーズを飲んだ。
新らしく歩き出した、新しいマヨネーズを開けた。
何故か、涙がこぼれた。
涙と共に飲むマヨネーズは、やはりしょっぱかった。


 

 

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  1. 2006/12/02(土) 20:25:00|
  2. ちょい読み物(笑)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:10
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コメント

マヨネーズってすごいコレステロール溜まるからあんまり摂取しない方がいいよ。と小学校四年生のころの僕(コレステロール値要注意)が申しております。
  1. 2006/12/02(土) 21:40:45 |
  2. URL |
  3. りんぐ #-
  4. [ 編集]

なにコレ!?
なんでこんなすごいの書けるの?
感動、わらい、感動、わらい、みたいな!
  1. 2006/12/02(土) 21:54:12 |
  2. URL |
  3. 菊一文字政宗 #-
  4. [ 編集]

やけにリアルだけど、これ実は実話!?
  1. 2006/12/02(土) 22:34:47 |
  2. URL |
  3. ハラキリ #-
  4. [ 編集]

マヨネーズって、飲むものですの?
一日に何本も
恋人や、先輩と同じくらいに大切ですの?!

冷蔵庫にマヨネーズが無いので
今すぐ買いに行きます。
キューピーからのCMオファーがロッシュ様に行くかもしれませんので、覚悟あそばせ♪
  1. 2006/12/02(土) 22:45:29 |
  2. URL |
  3. ojousama #-
  4. [ 編集]

見れない…携帯からじゃ画像が一つも見れない…
  1. 2006/12/02(土) 23:18:36 |
  2. URL |
  3. hinako #-
  4. [ 編集]

見知らぬ人とチャットしてたら

「貴方、マヨネーズね マヨって呼ぶから」と言われ

周りのチャット住人からも マヨと言われ

愛されたしょっぱい過去を思い出しました。


これはそんなワタクシへのポロポゥズの文なのかなって

今年一番の癒しをもらいました。
  1. 2006/12/03(日) 00:40:47 |
  2. URL |
  3. シマキヨ #-
  4. [ 編集]

まあ、なかなか面白いと思うよ(2回目)

いやほんとにいいと思う。
リアルとシュールさの融合的な感じでいいと思う。
  1. 2006/12/03(日) 00:57:30 |
  2. URL |
  3. natto #-
  4. [ 編集]

マサタカサ~ン マヨネーズ ノミスギデスネ。←そして、コレも読みにくいですね。

あの、アレです。マヨ持ちかえての愛撫に吹き出しました。
  1. 2006/12/03(日) 01:45:10 |
  2. URL |
  3. anego☆ #-
  4. [ 編集]

すんごいいい話なんだけど、この主人公、絶対でぶだと思う。。。
そして成人病だと思う。。。

ちなみに私も、マヨすき~☆
昨日飲み会でそう主張したら、冷蔵庫からマヨ出てきて、
「ちゅっちゅする?」って言われました。。。
なんてタイムリー☆
  1. 2006/12/03(日) 12:37:16 |
  2. URL |
  3. jikohin #-
  4. [ 編集]

>りんぐサン

ちなみに、マサタカはマヨネーズが好きなわけではないんですね、これが。
昔りんぐ、気をつけろ!

>菊正宗

マジメな話しより、こゆのの方が楽なのだ・・・



>ハラキリさん

マヨネーズが嫌いなんです、僕は・・・


>お嬢様

飲むとか以前に、僕は使用しないマヨ。
QPからオファーがきたら、ギャラを読者で山分けマヨ。
僕のマヨCMのお客様、第一号になってマヨマヨ。


>ひなこさん

ごめんなさいね・・・
何とか、見てもらえるように頑張ります。
テキストネタを増やします。


>シマキヨさん

シ「マ」キ「ヨ」で、マヨなんですかね?
それとも、マヨネーズた所以があったのでしょうか?
ポロポゥズ?ポポロクロイスは好きですよ♪


>なっとさん

ありまとお☆
君が言ってくれるなら、きっと面白かったんだと思うwww
自分で分からなかったからね・・・


>あねご☆さん

そこでマヨネーズを噴出したのであれば、
もうコチラの世界の住人ですが、その辺どうでしょう?www


>ぢこひんさん

僕のイメージでは、スレンダーなイ主人公なんですよwww
別にマヨネーズが好きじゃなくて、でも飲んでる、みたいなカオス。
マヨネーズ、お好きですか?
ご飯にかけて食べるくらい好きなら、ウチの弟レベルですwww
  1. 2006/12/04(月) 00:17:01 |
  2. URL |
  3. ロッシュ #-
  4. [ 編集]

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