ちょい(笑)ブログ

まさに名前負け。

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初恋‐第三話


初恋‐第一話はコチラ




**************




F子と付き合いだして、一ヶ月が過ぎようとしていた。
思春期真っ只中、ぶっちゃけ、えっちに興味津々だった僕は、もうそれはそれは、ムフフでウフフなアヘアヘを想像してはハァハァな毎日をモンモンと過ごしていた。
そして、その日は訪れる。




その日は、放課後からF子と会って、僕の中学の同級生の男子と遊んだあと、夜の公園でタバコを吸っていた。その公園は、何も無くて、昼間は地面いっぱいに太陽の光を浴びることから「おひさま広場」と呼ばれていた。広場の東側には竹林が、北側には普通の林が広がっている。星のキレイな夜だった、と思う。




一ヶ月もあれば、キッスくらい覚える。僕だって、伊達にちんこブラ下げてるわけじゃない(といっても、ちんこでブラを下げることは今もできないが)。その日も、夜の公園でキッスをしていた、日付はそろそろ変わろうとしている、人目は、ない。もうその時点で、僕の股間はドラゴラムを唱えたマーニャみたいになっていた。ぼぼぼ僕は、F子の服をミネアばりに露出を多い状態にした。今なら僕ら、キングレオにも勝てる!




しかし、ここは広場中から見える場所である。
つまり、誰かが通ったら、インパスを唱えなくても僕らの(服の)中身が丸見え、楠田枝理子もビックリだろう。ところで、この公園には広場の北側の林の中に、屋根つきのベンチみたいな休憩所みたいなのがある。そこで僕は、その屋根つきベンチにF子をいざなった、まさにルーラ。お父さん、お母さん、今日、僕は、男になります。




周りは木々に囲まれ、ここなら人目にもつかないだろう。
僕は、F子をベンチに寝かせ、いざマダンテ!と言わんばかりに、8匹集まったスライムよろしく合体しようとした…と、その時、視線の端で何かが動いた。僕は視線をそこへ動かす、暗くてよく見えない。目を凝らす、やはり何か動いている。ふ、と月明かりに照らされて、『それ』は姿を現した。




ムカデ があわられた。


どうする?


  たたかう
  ぼうぎょ
  アイテム
  にげる
→ぜっく




絶句。
言葉なんていらないよ。かっこいいこと言ってるけど、ちんこ丸出しでムカデにびびってるだけ。完全に僕は萎縮してしまった(2つの意味で)。まさに、凍てつく波動である、体まで凍てついたように動かない。僕はF子に「おい、動くなよ…」と言った。F子は何事か、という顔をしている、もしかしたら僕が初めてで戸惑っているのかもしれない、とでも思っているのだろうか。確かに、ちんこの横をムカデに這われたのは初めてだ。




そうこうしてる間に、ムカデは僕の股間の方へ動いてくる。
逃げるしか、無い…!僕は、F子に「ム、ムカデ!ちんこがムカデに向かってきてる!」と、ワケの分からない言葉を発すると同時に走り出した、F子を置き去りにして。「ちょっと、待ってよ!」とF子の叫びが聞こえるが、関係ない、ちんこのほうが大事だ、ちんこだいじに。僕は小学生の時、親父が手の指をムカデに噛まれたのを見たことがある。すごい腫れるんだよ?ポークビッツが六本木ヒルズになるくらいに腫れるんだよ?ちんこが、あんなに腫れ上がったら、ドラゴラムどころじゃない、ジゴスパークだ。




僕は走る、今ならメロスにも勝てる、それくらい走った。
振り返りもせずに走った、広場の真ん中まで走った、ちんこ丸出しで。
ちんこ丸出しだが、パンツとズボンは完全に脱いではいなかったから、足首にまとわり付いている。つまり、僕はちんこ丸出しでペンギン走りで逃げたのだ。逃げること、はぐれメタルの如し。広場の中ほどまで逃げて、パンツとズボンをはいて、僕は後から逃げてくるF子に言った。




「大丈夫か?」




振り返ってみると、あの時の僕自身が大丈夫か?
思い出すと、めちゃカッコワルイ。しかし、F子は「先に逃げるなんて酷いよ」とだけ言って、許してくれた、阿呆だな、こいつ。このとき、僕の中でF子は『ムカデを呼ぶ女子』という印象に変わった。こうして、僕の初体験は未遂に終わった。




続く




F子の印象推移
『アホ面女子』→『幽遊白書好きな女子』→『恋人』→『ムカデを呼ぶ女子』

  1. 2007/07/20(金) 19:06:53|
  2. 連載(続)
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  4. | コメント:5

初恋‐第二話


初恋‐第一話はコチラ。


*************




僕がS木君と再会しバンドを発起したのは、そしてF子に出会ったのは、夏休みも終わろうとしていたときだった。そして、最初の顔合わせ以来バンドメンバが集まることがないまま、新学期を迎えた。僕とF子も、携帯で会話やメールはしていたものの、会って話をすることもなかった。




ところが、新学期を向かえて一週間も経たないウチに、僕とF子は2人で会うことになった。どちらから話を持ちかけたのかは覚えていない。あの日と同じ、池のある公園で、待ち合わせた。さすがに、アボリジニのおっさんは居なかった。何を話しただろう、記憶は曖昧だけど、彼女が僕に好意を寄せてくれていることは分かった。僕はと言えば、高校2年である。思春期真っ只中、恋愛に興味がないわけがない。「好きだ」という気持ちよりも「彼女が欲しい」という思いの方が強かった。だから僕は




「じゃあ、あれだ。付き合うか。」




この一言で、F子との恋愛を始めた。
冷めたような口調だけど、これは照れ隠しもあったんだろう。理由はともかく、僕とF子は恋人という関係になった。初対面の日、『アホ面女子』だったF子の印象は『幽遊白書好きな女子』に変わり、『恋人』になった。だからと言って、何が変わるわけでもなかったけれど。




ところが、僕とF子の恋愛が、少しトラブルを引き起こす。
新学期になって、2週間が過ぎようとしたとき、本格的にバンドも活動しようという話になった。僕はドラムで、F子はヴォーカルで。他のメンバには、それとなく伝えていたけれど、特に何を言われるでもなかったから、安心していた。
ところが、スタジオ練習の日。
ギターのサトチャン(♂)が来ていなかった。僕は元からサトチャンのことがあまり好きじゃなかったこともあり、怒りに怒った「なんで来てへんねん!約束を守れんヤツは最低じゃ!」と。顔合わせの日に、バンド内恋愛厳禁って決めたことなんか忘れてた、えへ♪




僕の怒りを受けて、サトチャンを僕らに紹介したS木君は、困ってしまってワンワンワワンとサトチャンにメールを打った。返信はすぐに来た。そのメールをS木君は読む。
「えーと、サトチャンは、お父さんと喧嘩をしたから来れません。」との事だった。僕はさらに怒った「親と揉めたから来れないって、子供か!」と。するとS木君は、続けた。




「親父にビンタされて、鼓膜が破れたらしい。」




そりゃ、来れないよねー。
これには僕も黙ってしまった。僕とF子がロマンティックが止まらない、みたいな感じだった頃、サトチャンは親父とドメスティックが止まらなかったのだ。そしてそのまま、サトチャンはバンドを辞めた。後で聞いた話、サトチャンはF子が好きだったらしい。それをイキナリ現れた僕に掠め取られた気分なんだろう、仲良くなんてできるわけがない。だから、バンド内で恋愛は禁止って決めたんだろう。メンバに恋愛感情を抱くなんてもってのほかだ!




サトチャンは「俺もF子が好きだったのに、ロッシュ君がF子と付き合ってるからバンド辞める!」ってもうワガママ言いたい放題。結局、バンドは解散になった、全部サトチャンのせいだ。だいたい、アイツは前歯が出すぎなんだよな。
残念な事に、バンドは解散してしまったけれど、僕とF子は恋愛を続けた。お金がないから、よくミスタードナッツでコーヒを飲んだ。おかわりしまくった、僕らが行くと店員が嫌な顔をするくらいにまでなった。ドーナッツを食べた記憶はない。




プラトニックな恋愛だった。
デートと言えば、手を繋いで歩くだけ。僕はキッスをする度胸すらなかった。そんな僕らに、初体験のチャンスが訪れる。




続く

  1. 2007/07/18(水) 18:39:52|
  2. 連載(続)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

初恋


実は、少し前に小・中学のときの同級生と、偶然の再会をしました。
彼とは、高校のときも偶然にも再会し、一時だけではあったけれど、一緒にバンドをやっていました。その、少し前の再開のときに「あの頃、一緒にバンドやっていたメンバは、どうなったのかな。」なんて話したり、近況を知っているメンバの報告をしあったりしていました。「N田君は、今は某レコード会社と契約している。」だとか、「F君は今は銀行員だよ。」とか、「N君(さっきとは別の)は、相変わらず猿に似てる」だとか。そんな話の中で、その同級生S木君が、ふと言葉にしたこと「そういえば、F子は何やってるんだろうな。」このF子というのが、当時の僕らのバンドでヴォーカルをしていた女の子。




そして、僕の初めての恋人。




思い出したくない思い出とは、思いがけないところで呼び起こされるものだ。
F子、ドラエ○んの作者ではなく、僕の青春の1ページを飾る人。彼女との出会いは、高校生の時にやっていたバンドでだった。
ある夏休み、僕は地元の小学校で行われる盆踊り大会に遊びにいっていた、一人で。そこへ行けば、小学校の同級生が誰か居るだろうから、寂しくないだろう。と思いながらも、もう3年続けて一人でこの祭りへ訪れている、否、正確には2人である、弟と。その弟ともはぐれていまい、一人で 賑やかな校庭を寂しくさ迷っているときに、声をかけられた。「おっ、久しぶり!」と。小学校の同級生であるS木君だった。




僕とS木君は、思い出話に花を咲かせ、そして近況を報告しあった。
その中で、今、お互いが音楽をやっていることを知った僕らは「じゃあ、バンドやるか!」とバンド発起を決意。僕の高校から3人、S木君の高校から3人が集まった。




初めて6人のメンバが顔を合わせる日。
S木君が連れてきた2人の片方の男は、僕と中学の時に同級生で、僕が嫌いなヤツだった。そして、もう一人連れてきたヴォーカルの女の子は、見るからに阿呆な面構えをしていた。もう僕の中ではテンション激下がり、今すぐ帰りたい。しかも、アホ面を下げた女子が「うお~血管浮き出てる!」とか言って僕の腕を撫で回す、なんだコイツは?馴れ馴れしい!僕は初対面の人間はダメあのだ、愛想よくなんか出来なかった、行儀よくマジメなんてクソクラエと思った。ああ、ワタシは尾崎になりたい。
だけど僕以外の5人はなんか仲良くなっちゃって。「じゃあ、今からミスド(ミスタードーナッツ)へ行くか!」みたいな話になってしまったから、それはもう困った困った。




フレンチクルーラは、相変わらず美味かった。
ミスタドーナツでは、僕とその女子(F子)だけが喫煙者だったから、少し離れて座っていた(注:高校生)。で、他の4人が「これからどんな感じでバンドって行くか」なんかを話している時に、僕とF子は幽遊白書について語っていた。僕の中でF子は、『アホ面女子』から『幽遊白書を好きな女子』に変わっていた。他の4人はバンドの方向性について話し合っている、僕とF子は幽遊白書について語りながらタバコをくゆらせている。6人組みは、4人組と2人組に分かれていた。




気が付けば、ミスタードーナツは閉店時間になっていた。
僕らは6人でおそらく50杯以上のコーヒを飲んだだろう。頼んだドーナツは、フレンチクルーラ1個だけだ、美味かった。
時刻は23時、高校生の集団にはまだ宵の口である。僕ら6人は、近くの池のある公園に場所を移してジュースで乾杯をした。
公園のほぼ中央に、池がある。公園の西側には遊歩道があって、その脇を小川が流れている。夏の星空の下で今度は僕ら(喫煙者2人)もバンドの話に参加した。




話はそれながらも、練習のペースやその他諸々の小さなことを決めて雑談をしている中、僕はタバコを吸いに一人で池のほとりに腰掛けた。昔から一人で何も考えないで海や川や池といった水辺に座っているのが好きだった。タバコを覚えてからはそれが顕著になった。
僕が一人の時間を満喫していると、F子がタバコを吸いにやっていきて隣に腰掛けた。
何を話していたかは覚えてないけれど、長い間、話し込んでいた。
気が付くと、他のメンバは、みんな帰っていた。




僕とF子は「置いて行かちゃったな~」などと言いながらも、しかし帰ることはせずその場で話し込んでいた。いつの間にか、空は明るくなっていていた。
日が昇り始めて、暑くなってきたから僕らは公園の西側にある遊歩道の木陰に移動した。
一晩話をして、僕のF子に対する印象は大きく変わっていた。さらには僕のそれまでの人生で異性とこんなに長く話したことはなかったから、新鮮な体験も楽しかった。




時刻は午前10時になろうとしている。
さすがに眠気を覚えてきた僕らだけど、どちらから「帰ろう」とは言い出さなかった(言い出すタイミングを計っていたわけでもないが)。そんな僕らに帰宅するタイミングが訪れる。
座っていた木陰は遊歩道の脇にあり、その遊歩道の向こうには小川が流れている。サラサラと流れる音が心地よかったので、僕はその音に耳を傾けていた。すると、「バシャッ…バシャッ」と音が聞こえる。「何か、変な音がするな、何やろう?」とF子に言うと、F子も小川に視線を向ける。すると




小川と遊歩道を隔てる柵の向こうから黒い塊が現れた。
その「黒いもの」は左右に少しずつ揺れている、何が起こったのか僕には分からなかった。が、すぐに理解できた。




人だ。




小川から、真っ黒な人が現れたのだ。
髪はボサボサに伸び放題で、体中が真っ黒に日焼けしている。一瞬、黒人と見間違えるほど黒いが、日本人だろう。そう、浮浪者。小川で行水していたのだろう、現れたというよりは、洗われたのか、なるほど。
そして、当然、行水をしていたのだから、全裸である。
目のやり場に困りながらも、目を離すことができない、そう、デカイのだ、アレが。焼きすぎたフランクフルトと言ったところか、まさに「ソコ」までしっかり日焼けしている。おそらく、これが噂で聞いた「アボリジニ」であろう。




アボリジニは、僕らにはお構いなしで「あ゛あ゛あ゛ー!」などと叫びながら、服も着ずに歩いて遊歩道を行く。遠くにリヤカが止まっているのが見えた、きっとアソコで着替えるのだろう。僕らはそれを見届けることはしなかった。僕とF子は顔を見合わせると、一言「…えー帰ろか。」とだけいい、それぞれの帰路についた。
僕は、この後F子と恋愛関係に発展するとは、まだ思ってもいなかった。




続く。

  1. 2007/07/16(月) 19:06:41|
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